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 宮部みゆき「鳩笛草」読了。

 「鳩笛草」……短編集なので別に感想を。ネタバレ気味ですので注意ください。
 朽ちてゆくまで――なんだか、僕が何かを納得する前に、主人公が納得しちゃって終わってしまった。あと、途中から両親のことばっかりで祖母の死がなかなか関係してこないので、最初の説明のくだりの意味が見当たらなくなってしまってるので、両親の行動に祖母の感情なんかを絡めた描写を増やして、最初の展開を活かしてほしかった。

 燔祭――クロスファイアという作品に続くからなのかもしれないけれど、なんだか半端に終わった。唐突な始まり方をして少しづつ全体像を表していくやり方は面白いと思った。

 鳩笛草――長いだけあって面白い。超能力の都合のよさは、読者がどう考えようと、結局は何でもありにできるところだと思うのですが、自分の手に負えない能力と、それがまさに衰えていく時の恐怖や不安が描かれているのはとてもいいと思った。都合のいいときだけ能力が復活したりするわけでもなく、断片的にしか読み取れなかったりするところも、好印象。大木さんも微笑ましいし、読んでいて応援したくなる。

 
 

 さて、今日はよつばと5巻を買ってきたわけです。なんていうか……すっげー、すっげー面白い。風香の台詞すべてがツボだった。絵の上達も、思わせたいように思えるというか、キャラが「さびしいなー」て思ってる情景は絵を見て、ああ、寂しいなって思えるし、カバー裏なんか静かで牧歌的な、それでいてなんだか物足りない風景がすごいいい。さらに表情の豊かさも増してもう素晴らしいです。風香が、面白いこと言うようになって美少女化した智で、よみのつっこみより鋭くかつ笑えるつっこみも入る。ヤンダは最初高校生かと思った。


 ほんと面白い漫画を読むと幸せです。
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