息堰き付く間も無く進む世の中に流されるままに生きていく。

　「パーフェクト・プラン」「ＢＬＡＣＫ　ＢＬＯＯＤ　ＢＲＯＴＨＥＲＳ　２」を買ってきました。最近『このミステリーがすごい！」系作品に偏ってきてます。ミステリーってのは＜殺人→犯人探し＞みたいに単純で深い偏見の眼鏡で見ていたので、どうにも近寄りがたかったのですが、覗いてみると案外そうでもなかったりするわけで。そもそも「はやみねかおる」から入って「清涼院流水」、「西尾維新」と進み「森博嗣」やらに手をかけた僕のミステリルートがおかしかったのですね。

　「白夜行」読了致しました。いやいや、本当に感服。長い長いまだ続くのかどうなるんだと読み続けて、やっとこさ、というところです。ドラマも見たいけどもうかなり進んでるんですよね……誰か録画したの下さい。
　ラストが絶妙でした。これだけ広げた話をどうやって終わらすんだと減っていくページ数と合わせて心配しながら読んでいたのですが、ああ、これしかないというか、これ以外だったら多分変な形にもつれていたのだろうなぁという終わり方。ただ、この終わりをするのにこの長さはいらないような気がしますが。でも、長さと中だるみが読了後は重くテーマを伝えてきているので、これもまた必要な冗長さだったのでしょう。長くて退屈かもしれませんが、一読の価値あり、です。ちなみに、僕が買った文庫版（ドラマの主演者が表紙）の解説と奇しくも今朝友人と交わした白夜行についての会話内容がほぼ一致していたのに苦笑。高校生と発想同じかよ。

　本棚をまた大幅処分しなけりゃいけない感じです。ライトノベルをほとんど売ってしまうか捨ててしまうかすると思います。もし欲しい人がいたら是非（いねーよ）。