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 伊坂幸太郎の「陽気なギャングの日常と襲撃」を再読した。これは僕の書評によると10点満点が与えられているわけで、内容とその面白さは記憶にあったのだけど、やっぱり面白い本は二回目でも面白い。伊坂幸太郎作品にどっぷりはまって、買いあさっては読んでいたような時期に受けた印象とはまた違って、今回は伏線とそうでない文の微妙な違いを嗅ぎ取れるようになっていた。すごいなあと感心しつつ読んでいると、いつのまにか一冊を読み終わる。

 再読して思ったことは、7点だったり8点だったりの「かなり面白かったな」くらいの感想を抱いた作品については、内容はそこそこ記憶にあっても、その一つ一つの展開においてどのように自分が感じたのかとかをあまり覚えていないなということ。4点だとか5点だとか、本当に不快で読み進めるのが苦痛だった本や、10点をつけた本についてはとても記憶に残っているわけで、無難な7点よりも今振り返ると4点の本の方が読み返してみたいという気持ちが強い。

 何が言いたいのかはっきりしないけど、とにかく今は、純真の化身のような、主人公の妹が騙されて連れて行かれるシーンであまりにも不快になって読むのを投げ出してしまっている「罪と罰」をなんとか読了するべきだろう。絶対面白いとは思わないだろうけど、でもあとできっと読み返したくなるであろうことは確実なんだろう。
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