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学校の図書館で借りてきた有川浩の「図書館戦争」と学校の学級文庫から拝借してきた清水マリコの「ゼロヨンイチロク」を読了しました。以下簡単な感想。
「図書館戦争」……今までの作品と同じく、成長物語としても面白かったですし、人間関係のもつれ具合だとか、その辺りの心情描写はいつもどおり良かったです。 ですが、正直な所「空の中」「海の底」に遠く及ばないのは臨場感。そもそも、何で本のために人死にが出ないといけないのか、読了後の今でもあんまり納得いっていません。「権利を侵害した上図書館員を殺された→武装化して戦争しよう」の流れが全く理解できないです。そんなわけでずっと違和感がって、図書館で緊迫した戦闘やられてもいまいちのれなくて、結局軍事戦闘は面白いと思えなかったです。残念。 そういうわけで☆で言うなら6個。 「ゼロヨンイチロク」……すっごく良かったです。 僕は鬱々した展開が辛くて嫌いなのですが、これは救いがあるので安心して読めました。だって、登場人物が(主人公のことを嫌っている人物も含めて)皆いい人で、好感度高いです。フィクションはこういうものでなくちゃ、と思いました。 むしろ、言うなれば主人公が作中で一番意思がはっきりしてないし幼稚で僕をいらいらさせたわけですが、それはまあいわゆる主人公の成長のための物語ですので仕方ないのです。 各章の始まり方が唐突というか、ある程度前章から話の動いたあたりから始まるのも素敵。どの章を読み始める時も、第一章を読むような気持ちになるので、結局ほとんど本から顔をあげずに一冊読んでしまいました。 ☆で言うと8。 最近一冊読むのに時間がかかってしまいます。以前のような一日一冊ペースとか無理です。 PR ![]() ![]() |
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