古本屋巡りに行ってきました。昼寝して、起きてすぐ古本屋へ。なんて素晴らしい生活。
麻雀の漫画を探すわけですが、得てしてその手の漫画は18禁コーナーの近くにあったりするわけです。出版社的に。
別に18禁コーナーに入るわけでもないので、堂々と近くで麻雀漫画立ち読みしてたわけなんですが、僕がそのコーナーに歩み寄る少し前、小学校3年生くらいでしょうか、小さな男の子が恐ろしいまでの俊敏さで18禁コーナーの前へとすべりこみ、本棚の前で数秒立ち止まってまたすぐどこかの本棚へと消えていきました。偶然その本棚の近くに誰もいなかった隙に起きた奇跡、というか神業。
面白そうなので、とりあえず18禁コーナーの
すぐ隣で麻雀漫画を読んでみる。 …………。数分たつと、なにか気配を感じる。それも近くから。
首を休めるふりをして回りを伺ってみる。
本棚の影から少年が18禁本片手
にこっち見てる いろんな意味で怖い。少年、今更だがそんな本手にするくらいなら、赤の他人の僕に見られるくらい平気なんじゃないか?
僕が漫画から集中を逸らしていることを察したのだろうか、少年は周りを不自然に大きく回ったりして(その間もこちらをチラチラ見ている)僕が立ち去るのを待っている。
奇跡は起きた。僕がそろそろカモフラージュにと、持っている漫画の巻数を代えようと本棚に手を伸ばし、本を抜き取るまでの数秒。その数瞬で少年は僕の隣に立ち手を伸ばしていた。
僕も驚きながら右を向く。
目が合った。 少年、本を中途半端に入れて全力疾走で本棚の影へと去っていきました。
面白い。
PR