× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 先日あるデパートメントから出たときのことですが、駐輪場に人が溜まっていたんです。煙草ぷかぷかでピアスでぎゃははーな人たちです。僕はいつものごとく、その周囲を避けて(弱っ)とおりぬけようとしたところ、背後から「先輩、先輩」との声が聞こえるではありませんか。僕は懐かしい後輩の顔でも見れるのかと思い振り向いたのですが、そこには煙草以下略な人たちしかいません。そんな中僕のことを見てる少年が一人。あ、知ってる。 その少年は僕の中学のときの同級生の弟だったと記憶されていはいましたが、正直一言も話したこともない上、名前も知らず、その兄弟である同級生ともまったく交流も無く、既に名前を忘れているような存在でした。むろん、向こうがこちらのことを知っているようですが正直まったく僕が関わりたくない方向性の人たちです。 ですが、僕は一応相手が年下(中学3年生)だと悟り、それなりに安心しました。ですが、そんな思考も裏腹に僕の足は止まらず、根っこの臆病者心が僕の「聞こえなかったフリ」作戦を敢行させたのです。僕は一瞬少年を見、首をかしげ、「人違いかな、そうだよきっとそうだよ俺じゃない、俺に後輩はいないんだそうなんだ」という雰囲気を全身から発散させつつ駐輪場を出、後悔しました。自転車に乗らないと帰れません。何駐輪場出てんだ僕。 そういうわけで僕は結局Uターンして駐輪場へ。不良さんとはいえ、中学生ですし、3人くらいしかいなかったので何もおきないだろうと考えつつ歩を進めます。僕がそこで見たのは、さっきの3人が僕の自転車の周囲に集まっているところだったのでした。ちなみに、僕が顔だけでも知っているのはそのうちの一人で、あと二人はまったくの初対面です。 僕は多少怖気づき、それでも近づき、なんとか他人のフリで通せないかと願いつつも自転車に手をかけました。案の定気づかれる僕。少年は言います「先輩ですよね? えーと、ほら俺の2こ上だから……」なんだ敬語つかえるのかと僕は安心。「高2だよ」などと気軽に返してしまいました。「あーそうそう、高2ね、そうそう」僕はちょっと立ち話につきあうかくらいの気持ちでいたのですが、最悪なことに、なぜかどこからともなく明らかに僕よりも年上な煙草以下略な方々がわらわらと集まってきました。「どうした?」などと口々にいう彼等。あっという間に多勢に無勢です。 僕はもう『後輩との会話に花を咲かせる卒業生』から『狩られる側』になっていました。 最初にいた、明らかに初対面の少年などは妙なことを口走り始めます「あー、そういや俺もこの先輩と話したことあるわー」僕はもうおまえ誰だよと叫びたい気持ちで一杯だったのですが、とりあえず逃げることに専念しようと自転車で闇の住人たちの輪から出ようとしました。すると後ろから、先ほど捏造記憶を曝け出した少年が「せんぱーい。お金くださいよー」ですよ。だからお前誰だよともう口から生来のツッコミ気性が出て行ってしまいそうなのを我慢して、僕は「今金持ってないから」と見え見えの嘘。さらに「俺急いでるから」と追い討ちにばればれの嘘。すぐさま自転車に乗って走り出したのでした。完全に囲まれる前に、そしてほかの不良さんたちが僕=獲物ということに気づく前に逃げ出すことに成功。後輩こえー。 帰宅途中に「日記のネタになるようでならないなあ……もっと面白い行動すればよかった」などと思いましたが臆病者には到底無理です。中学生だって頭でわかってても鼻にわっかついてたら怖いです。 PR |
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