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 読書の秋ですので、ちょっと読書生活。

 2冊読了したので感想。

 「ネペンデス」……短編集と銘打つ割には主人公が共通で、それぞれリンクしている部分もあるので、長編とそう違っているわけでもなかったです。素敵な出来でした。
 雰囲気で言うならば、「乙一」という作家の作品から毒気を抜いた感じでしょうか。そんな感じ。不思議で切ない。
 展開だとか推理だとか、そういう要素で楽しめるような本ではない、と思います。 星×8

 「君の嘘、伝説の君」……うーん、幸せ展開を幸せな気持ちでうきうきと読みすすめたい僕としては、中盤から欝気味な展開だったのがすこし残念。
 言ってしまえば、主人公ともう一人、少女だけが名前のある存在で、あとはその他大勢な感じ。どうせならほとんどその2人の描写だけでもよかったくらい。
 何にせよ、オチはあんまりな感じ。こういうタイプの物語に無理に理由付けをする必要があるのかな。タイトルの素晴らしさを考慮して評価。
 星×8


 
 今度の休みには久しぶりの古本屋巡りと洒落込もうかと思います。掘り出し物を探せ。

 
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 学校の図書館で借りてきた有川浩の「図書館戦争」と学校の学級文庫から拝借してきた清水マリコの「ゼロヨンイチロク」を読了しました。以下簡単な感想。

 「図書館戦争」……今までの作品と同じく、成長物語としても面白かったですし、人間関係のもつれ具合だとか、その辺りの心情描写はいつもどおり良かったです。
 ですが、正直な所「空の中」「海の底」に遠く及ばないのは臨場感。そもそも、何で本のために人死にが出ないといけないのか、読了後の今でもあんまり納得いっていません。「権利を侵害した上図書館員を殺された→武装化して戦争しよう」の流れが全く理解できないです。そんなわけでずっと違和感がって、図書館で緊迫した戦闘やられてもいまいちのれなくて、結局軍事戦闘は面白いと思えなかったです。残念。
 そういうわけで☆で言うなら6個。
 
 「ゼロヨンイチロク」……すっごく良かったです。
 僕は鬱々した展開が辛くて嫌いなのですが、これは救いがあるので安心して読めました。だって、登場人物が(主人公のことを嫌っている人物も含めて)皆いい人で、好感度高いです。フィクションはこういうものでなくちゃ、と思いました。
 むしろ、言うなれば主人公が作中で一番意思がはっきりしてないし幼稚で僕をいらいらさせたわけですが、それはまあいわゆる主人公の成長のための物語ですので仕方ないのです。
 各章の始まり方が唐突というか、ある程度前章から話の動いたあたりから始まるのも素敵。どの章を読み始める時も、第一章を読むような気持ちになるので、結局ほとんど本から顔をあげずに一冊読んでしまいました。
 ☆で言うと8。

 

 最近一冊読むのに時間がかかってしまいます。以前のような一日一冊ペースとか無理です。
 そういえば書き忘れていたので、今日は読書感想と読書近況でお送りします。

 「ムシウタ bug4」……これの後すぐに読んだ「されど罪人は竜と踊る Assarut」のあまりの面白さに正直感想をあいまいにしか覚えていませんが……。特に印象に残った話も無く、どれもまあなんというかそこそこと言いますか。つまらないと言ってしまうほどに酷い出来というわけでもないのですが、そろそろ虫の能力に無理が感じられました。ストーリーがどう結末を迎えるのか気になって買ってる僕としては閑話休題的な話を入れる前にさくさくと話を進めて欲しいところ。☆は6個としておきます。


 「されど罪人は竜と踊る Assarut」……感じたままを言えば、最初から最後まで文句をつけるところもなく面白かったです。ずっとわくわくしながら読みました。練られた戦闘描写も捻くれた台詞もギャグも、全て巧い。読書の良さを再認識させられるくらい面白かった。続き物のようなので☆は9にしておきます。


 
 というわけでされ竜の面白さは異常、という結論に至りました。こんなに面白かったっけ、と思いつつ読み進め、読了後全巻読み直しを決意したのでした。最近の好きな作家の序列。

伊坂幸太郎>>浅井ラボ>> 越えられない壁 >>>西尾維新>>乙一>>その他の作家   特別枠 高野和

 現在、どんな駄作を書こうとも(そんなことはほぼありえないと信じているけど)ファンとして買い続ける決心の付いた作家が上位2名。人生であと8人くらい出会いたい。そうすれば最高に好きな作家の本が月1冊くらいのペースで読めるでしょうし。それってなんて幸せなんだ。

 
 

 
 大塚英志「サブカルチャー反戦論」を読了したので、学校に提出するレポートの内容を考えつつ感想を。後半一部はほとんど流し読みだったけど。


 感想としては、なんというか、作者と世間のずれとか、この本のある項がジュブナイル雑誌に突如現れた時の読者の(あったであろう)困惑なんかが印象深い。形式的なところにはレポートでつっこめないので、ここではそういったつっこみを入れて、レポートのほうで内容に対する意見をぐちぐちと述べようという魂胆である。実にせこい。
 この本の特徴は、「繰り返し」と「投げかけ」じゃないかと思う。基本的に前半部から後半の一部にかけて、ほとんど内容が同じだ。それは作者が批評家として、今まで果たされなかった判断材料を与えるとともに、僕たちにそこから自分の意見を持つよう呼びかけるものだ。執拗に同じことを繰り返し、僕たちに投げかける。言ってしまえば論文というよりはインターネット上の掲示板の書き込みに近いものがある。
 内容の方にも少し触れる。読むのに思いのほか時間をかけたので、正直細かく内容を把握していない。学校の課題なんて所詮そんなものである。途中から概要をメモしつつ読んだので、それを見て書くことにする。
 簡単に言えば内容はやはり反戦で、有権者の代表者として国民の意見を代弁する政治家への批判。筆者は、国民の代表としての国会議員が戦争を肯定し、イラク戦争への自衛隊派遣をすすめるということは、国民全体の意見としてそれを僕たちは受け止めないとならないのだと言う。イラク戦争に赴く、つまり間接的にしろ戦争という殺人行為にかかわることで、日本国民は殺人行為に関わったということを自覚しなければならない、ということらしい。たぶん。
 だけれど、そんな実感を僕らが、特に若者が抱けるかといえばそんなはずはない。ただ漠然と戦争への恐怖なんかを感じていようと、言葉にすることが難しいし、小泉総理のいわゆるワイドショー政治によって、耳に入ってくる言葉は戦争を肯定する理屈ばかり。反戦論者は誰の言葉を借りることもできず、ただ自分の中で無理やり納得してしまう。その責任の一端は文学や雑誌にあると筆者は言う。つまり、戦争を肯定するか否定するかは、両方を語る言葉を与えられてから本人が考えるべきことであり、一方的に、それも意図的に聞かされた偏った言葉で戦争を語ってはいけない、ということ……かな。正直、難しくて僕には手の遠い文章だった。

 最後に、どうでもいいことではあろうけど、僕が村上春樹の「海辺のカフカ」から何も感じ取れなかった理由がこれを読んで理解できた。責任は僕のほうにあり、あきらかにおろかなのは僕のほうだった。カフカのネタバレになるので言及はしないけど、最後のほうにあったカフカへの考察で、僕は自分の浅はかさを知った。あの2層に分けられた物語の意図や構図を全く理解していなかった。それは普通に読めば万人が皆わかる程度のことで、当然の帰結であるはずなのに、僕はとうとうあの二つの物語のつながりに気づくことのないまま読み終えてしまった。理由が下巻から読んでしまったことなのかはわからないけれど、悔しいので機会があったら巧妙に作られた文学をもう一度味わってみようと思う。
 ジャンプ34号感想といきます。しばらくやってなかったのは、正直二番煎じになる感想しか書けなそうな、そういう回が続いていたからです。今週くらい書きたいことが一杯あると書く気も起きるってもんです。




 これは酷い。まず、「実際に刀は無くなるなんて事はあるはずはなかった」て、どういう歴史だよ。治安が恐ろしく悪くなるのが目に見えているのに、帯刀を許可している政府の思惑はなんだ。合法で殺人できて、相手は口封じできるから真剣勝負も何もないよ。殺人者は皆「真剣勝負だった」って言うに決まってるだろうが。なんだこれ。ここによると、作画関係のてきとうさも目立つ。僕はあまり絵は気にしないけど、せめて設定の背景、根拠を見せてくれないと、設定内で立ち回ることに魅力が感じられない。肝心の敵役は、誰にでも読める展開でキレた眼鏡君ときた。しかもその眼鏡君はどうも「狂ってる」てことになってるらしく、行動すべてが意味不明でも問題ないらしい。なんていう、頭の弱い作者だ。ジャンプももう駄目かな。

ワンピース

 軍隊のことには詳しくないけど、普通試し打ちとかってするものだなんだろうか。バスターコールって、仲間や街一つの犠牲をももってして、海軍の「悪」と認識する対象を殲滅するものですよね。それぐらい必死で相手を殺すつもりなら、悠々と砲弾が届く距離まできたら見境無く砲撃するんじゃないですか。街ごと攻撃するっていうのは、街から逃げられる前に、ということで、早さも大事な要素だと思うんですけど。余裕こいてないでさっさと全艦砲撃したほうがいいんじゃないのかな。

アイシールド21

 また面白くなってきたなあ。その個人的要因は、栗太と小結があまり描かれなくなってきたこと。あまりにも人間離れした容姿だと、面白さも半減だと思うんですけどね。
 この展開はいいですね。ヒル魔の、一見Aと見える行動には必ず裏があり、誰もが想像しなかったBという意図が潜む。という策略の構図も、繰り返すことによって敵が気づくようになっています。皆が皆、当然のように「ヒル魔が当たり前のことをやるはずがない」と感じるようになっているのですから、当然です。それでも気づかせない。前振りで先入観を植え付け、何度も繰り返すことでそこに集中させる。僕みたいな頭の回転の遅い奴だと、(身体能力が限界を超えてるとか、セナが故障してること無視してるとか、そういうのに目を瞑れば)素晴らしい知略戦だなと思ってしまいますね。

ナルト

 炎と水のチャクラを両手で練ってメドローアですね。人気漫画を変な王道に乗せようと必死のようです。もうこの漫画は子供向けのレールを走ろうとしてるんでしょうか。

銀魂
 
 無理やりひねり出した感の否めない回でしたね。「チャーハンにチャーハンをかけて食べるような暴挙だよコレは!」が最高の台詞回しだったと思います。悪くないけど、いつも平均的に良いから、ちょっと悪く見える。それでも今のジャンプならこれで十分看板できるよ。

ブリーチ

 こいつらは戦闘中になんでこんなに饒舌なんだ。またしばらく修行ですかね。これ、新ジャンルといってもいいんじゃないですか。今までになかったといえば無かったでしょう、「修行漫画」。むしろもう目的は修行ですよ。

リボーン

 尋常につまらない。なぜ刀身が潰れるのか。

ボーボボ

 作者がんばるなあ。感心する。ネタ帳とかに、ああいう意味不明ギャグがいっぱい書いてあるんでしょうか。

メゾン・ド・ペンギン

 好きです断ってください、だけ、少しだけよかった。もうネタ切れしすぎて見ていてイタい。

とらぶる

 教師に「プールに何かいたずらがされてるって聞いたんです」とか言えば授業が中止になって万事解決だと思うんだけど、そういうことは気にしてはいけないところ。当たり前のように制服でとびこんだりこんだり、意味も無くストローを所持してるあたりがほほえましい。もてみつ先輩はいいキャラだなあ、ほんとに。そして毎回のようにあって、飽きられはじめたのを感じたのかザスティンが出てきません。その辺をちゃんと考えてる辺り、脚本の人がほんと良い仕事してる。

ディー・グレイマン

 何故か友人が好きとか言って集めてる漫画だけど、解せない。なにが面白いのか何文字使ってもいいから僕に説明してほしい。

もて王

 テニスネタは正直微妙だ。元ネタを無作為に抽出するのではなく、以前のように風刺を込めた、読者視点からのつっこみの意味を持つパロディがみたい。「百手さん! そっち金魚!!」だけ少しよかった。

オーバータイム

 ページ数の無駄。前回も感じたけど、いらいらするぐらい展開が遅い。どうせつまらないんだから、さくさく続きを見せて欲しいな。

こち亀

 マニアックすぎてついていけません。

ムヒョ

 今回は閑話休題でしたね。

エム×ゼロ

 何か不思議なことがあったら、全部魔法、といういんちき設定をおったてておいて、何も活かせていないどころか小学生の妄想レベル。

ネウロ

 こんなに大化けした漫画も珍しいだろう。ただのネタ漫画のはずが、今ジャンプ続きが気になる漫画の上位2位だ。

みえるひと

 段々、これも悪くないなあと思い始めた。もう終わりそうだけど。

謎の村雨くん

 このノリはいいんだけど、そういう独特のノリでギャグを書いた漫画は全部打ち切られてるんですよね。残念。

勇者パーティー現る

 強引だけど悪くは無い、いや、むしろ良いほうだ。オチの使い方が面白くない。巧いと思っただけに惜しい。

 
 ハンターハンター……。

 



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