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 学校の図書室に行く機会があったのでさがしてみると、案外僕の読みたい本があったりして。今回は手始めに「博士の愛した数式」を借りてきました。村上春樹に宮部みゆき、あさのあつこや東野圭吾。案外最近のもあるようで。

 「博士の愛した数式」……前半はただ先が読みたくて、この設定がどうころぶのかが気になって楽しみで仕様がなかった。後半部になるとページを捲るのがつらいくらいに、静寂と確実に近づく終焉が胸に圧し掛かって、ゆっくりと読まざるを得ませんでした。愛すべき3人の登場人物はは、とても身近に思えるような、そんな雰囲気の描写で描かれているので、感情移入もまた深い。静かで何事もなかったかのように終わりを告げ、生きて行く姿に感動しました。長さが手頃なのに長編を読み終えたような、ほっとした気持ちがありました。出てきた数学的知識については分からないものもありましたがもちろん分からなくても大丈夫です。

 これをよんだ直後から犀川&西之園シリーズを読んでいるのですがなんか妙な気分になります。犀川の記憶が無くなるんじゃないかとどきどk(ry
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 ブックオフは本当に凄いですね。おかげで本棚に入りきらない本がかなりの数になっています。

 宮部みゆき「クロスファイア(下)」読了しました。

 「クロスファイア(下)」……能力者の戦いみたいになるのかと心配していましたが、うまく纏められています。物足りないような気もしますが寂寥感のあるラストのおかげで、読後感もいいですね。この人は脇役の使い方がうまいなー、と。伊藤信恵(苺ましまろの主人公は伊藤伸恵)が出てきたのとか、実に巧み。展開の妙もあって秀逸な作品になっていると思います。

 サザンアイズって漫画が25巻までで600円だったんですが面白いんでしょうかね。ソーマさんが面白い日記で言っていたような気もしますが……。25冊買って好きになれなかったらどうしようということで少々悩んでおります。


 妖怪退治モノのギャグ漫画でまさかこんな台詞を見るとは思いもしなかったので、思わず載せてしまいました。


 宮部みゆき「クロスファイア(上)」

 「クロスファイア(上)」……なんだか作者が必要以上に主人公に感情移入しちゃってるんじゃないかなー。冷静さを失って思いのままに、自分の都合で力を振り回していた人に今更苦悩されても共感できません。まさに自業自得。
 警察サイドを正義側として、能力者サイドを悪役として、綺麗に分けていくのかと思ったらそうでもないようで。下巻が気になるところです。

 
 さて、友人に「バッテリーって小説の最終巻だけ読んでないから買ったら貸してくれ」と言って、先日借り受けたのですが。友人が持ってきたのは「バッテリーⅣ」

 これ、違うし。

 ぱらぱらーっと1時間ほど読んで気づきましたが、これ読んだことあるー。せっかく書評考えながら読んでたのに、まったくの無駄です。というか友人はこの「主人公はもやもやした気持ちのまま、主人公の相方は気持ちも整理できていない、結局なりゆきにまかせているだけで何も解決していない」という終わり方を読んでどう考えてこれを最終巻だと思うにいたったのか。あーもう、僕の中でのバッテリー最終巻が暗黒歴史になるところでした。

 初見の時から恐ろしいまでに天然な友人でしたがやっぱりやってくれました。彼には今後も期待しています。
 
 宮部みゆき「鳩笛草」読了。

 「鳩笛草」……短編集なので別に感想を。ネタバレ気味ですので注意ください。
 朽ちてゆくまで――なんだか、僕が何かを納得する前に、主人公が納得しちゃって終わってしまった。あと、途中から両親のことばっかりで祖母の死がなかなか関係してこないので、最初の説明のくだりの意味が見当たらなくなってしまってるので、両親の行動に祖母の感情なんかを絡めた描写を増やして、最初の展開を活かしてほしかった。

 燔祭――クロスファイアという作品に続くからなのかもしれないけれど、なんだか半端に終わった。唐突な始まり方をして少しづつ全体像を表していくやり方は面白いと思った。

 鳩笛草――長いだけあって面白い。超能力の都合のよさは、読者がどう考えようと、結局は何でもありにできるところだと思うのですが、自分の手に負えない能力と、それがまさに衰えていく時の恐怖や不安が描かれているのはとてもいいと思った。都合のいいときだけ能力が復活したりするわけでもなく、断片的にしか読み取れなかったりするところも、好印象。大木さんも微笑ましいし、読んでいて応援したくなる。

 
 

 さて、今日はよつばと5巻を買ってきたわけです。なんていうか……すっげー、すっげー面白い。風香の台詞すべてがツボだった。絵の上達も、思わせたいように思えるというか、キャラが「さびしいなー」て思ってる情景は絵を見て、ああ、寂しいなって思えるし、カバー裏なんか静かで牧歌的な、それでいてなんだか物足りない風景がすごいいい。さらに表情の豊かさも増してもう素晴らしいです。風香が、面白いこと言うようになって美少女化した智で、よみのつっこみより鋭くかつ笑えるつっこみも入る。ヤンダは最初高校生かと思った。


 ほんと面白い漫画を読むと幸せです。
 「封印再度」読了。

 「封印再度」……あまり派手な話ではないけど、静かに染みる、そんな印象。僕としてはつかず離れずの二人の関係が好きなので、このまま微笑ましい感じでいってほしいのですが。このシリーズは安心して読めるレベルなので、展開を考えたりしなくても十分楽しめます。


 明日から学校が読書週間とやらに。読書週間……家で読みたい。


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