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「魔王」「死神の精度」読了。
「魔王」……死神の精度より後に読むとほくそ笑むことができるでしょう。それほど特殊なわけでもないけど、安心して読める面白さ。視点の切り替わりにも自然についていけるし、読後感も良かった。 「死神の精度」……さくさくと読めるのに深い。テンポよく、軽妙に交わされる会話とどこか人間臭くてでも人間離れしている死神の人柄がいい感じで、のめりこんでしまう。ひとつひとつじっくりと読んでいるのにあっという間に読み終わったような気がしました。 WBC見てましたよー。雨で中断したあたりで日本の勝利が見えたので読書に切り替えましたが、いやあ面白い試合でした(これ書いてる時点ではまだ終わってないけど)。 PR
有川浩 「海の底」
伊坂幸太郎 「死神の精度」「魔王」「重力ピエロ」 漫画 冨樫義博 「レベルE vol 1,2,3」 購入。 「閉鎖都市巴里(上)(下)」読了。 「閉鎖都市巴里(上)(下)」……なにせ他の都市シリーズをぶっ飛ばしてパンツァーポリスの次にこれを読んでしまったものだから色々と設定を飲み込むまでじっくりと読まないといけなくて、話のスピードにのれなかったのですが、わかってくると「終わりのクロニクル」の方を先に読んだ者としてはあちこちで関心させられました。後付なのか最初から考えてあったのか、結構繋がっているのですねぇ。 笑いが少ないのが少し不満。 「レベルE vol 1,2,3」……ブラックユーモアというか、小説のような漫画でした。緻密で無駄がない説明文なのですが、それでも分量が多いこと。それを苦にさせず読み込ませてしまうのだから凄いです。展開とキャラの動き方にはすごいすごいと驚いてばかりでした。 冨樫義博と言えば……「H×H」? 「幽幽白書」? いえいえ「レベルE」が僕の中での最上位になりました。 あと、絵も充分描きこまれています。 それにしても、まだ読んでない本がたくさんあるのにまた買ってしまいましたよ。なんというか、好きな作家の本をまだ全然読破できていないということが嬉しくてなりません。まだまだ良作に出会えるかと思うとやはり買わずにはいられないのです。色々なことを全部放り出して世界の良作を全読破するための生活にでも入りたいくらいです。 今月だけでハードカバーを10冊買ったという事実には目を伏せましょう……。
「探偵ガリレオ」「パンツァーポリス1935」読了。
「探偵ガリレオ」……短編なので、事件から解決までが異様に早く、淡白な感じがするけれど、コミカルな湯川と草薙のやり取りがあるので面白いものになっていると思います。ミステリを読んで、探偵が焦らして真相を言わないのに苛々したことがある人は少なくないと思うのですが、これはそんなことは一切なく、ストレスなく楽しめるという秀作。 「パンツァーポリス1935」……なんだが展開を急ぎすぎて読者の理解を得る前にどんどん進んでいく。とくにエルゼの行動は一々突っ走っていて、それを追いかけるように読むのも面白いのだけれど、何を考えているのかわからないままではどうにも面白くない。やはり大賞応募作ということで癖を出さないよう気をつけたのか、まだこの時点ではこういう文体だったのか。片鱗は見えますがまだまだというところです。 午前授業でも学校は面倒なものです。春休みの課題は頭おかしいんじゃないかというくらいに出してくれているので、もう読書どころじゃないはずなんですけど現実からは目を逸らすのが人間の人間たる所以ということでひとつ。
ブックオフで4冊の本を購入して、そのまま立ち寄った店に本を置き忘れました。気づいたのが遅かったのでもうどうでもいいです。160円分だったので本に対する未練より忘れたというショックの方が大きいという妙な状況ですね。
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)(下)」「スラムオンライン」読了しました。 「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)(下)」……幻想的な話だったのでとくに文句もなくつらつらと読めました。ただ、過剰描写の為内容が薄かったりいらない説明があったりするのはどうなのかなぁと。展開の妙なんかでなく、雰囲気に浸る小説だというのは分かるんですけどね、どうにも淡々と文章を読むだけってのも性に合いませんでした。美麗な文と同じパターンを組み合わせた会話。嫌いではないけど短編で読みたいタイプの作家だと感じました。 「スラムオンライン」……あくまでも戦闘は主でないのだと思うけれど、ゲームということもあって、用意に情景を思い浮かべられたので非常に楽しんで読めました。展開事態はほとんどお決まり、というか、丁寧と言えるほどに真直ぐだと思うのですが、直接訴えかけてくるでもなく、それでも消極的でない雰囲気というか、じわじわと伝わってくるものがあって、いいなぁとか思うのですが。どうせなら青猫探しの描写がもっとあってもよかったと思います。読みやすい文章なのと、流れるような戦闘描写なので、少し物足りない。 今になって惜しいことをしたなぁと後悔の念が強まってきました。ああ、160円でハードカバー4冊の掘り出し物だったのになぁ……。
「ゆらゆらと揺れる海の彼方6」読了です。
「ゆらゆらと揺れる海の彼方6」……海獣というものを使った能力戦じみた戦争が、軽くなりすぎずしっかりと描かれているのが良いですね。暗殺者の2人(4人とも言える)はなんだか、政略ばかりだったところに小競り合い的な戦闘を入れるためだけに登場させられて、結局邪魔になったから退場、というようにも受けることができるのですが、もう少し掘り込んで欲しい話だった気がします。5部構成を3部構成にしたとのことなので、止む無く削られてしまったのかもしれません。 困るのは、海獣が沢山出てくるので、能力も姿形も覚えるのに一苦労ということです。もう少し単純な種類分けににしないと戦の戦況把握が逐一大変で、すんなりと楽しめないのですが、そのあたりは読者の都合でしかないので我慢するしかないのでしょう。 読者にも作者にも多くのビジョンを見えていると思います。続きが待ち遠しい。 最近は乱読という表現に近い読書生活を送っています。というのも、ライトノベルが(一緒くたにするなというのなら電撃文庫が)最近流行のオタク文化とやらに走ってしまっているので、僕は置いていかれてしまったようです。待ち遠しかった発売日もいつしかどうでもよくなり。イラストやらタイトルで買っていた作品も評判(売上じゃなくてネットなどでの評価)が高いタイトル、もしくは作者のものを買うようになりました。それらを手当たり次第に買ってきて(古本ですがね)片っ端から読み進めています。もちろんたまに書店へ赴いて、偶然ライトノベルの新刊を発見して、それが処分されなかった数シリーズの続刊であったなら購入します。それらは僕は最近読んでいる一般小説と比べてなんら見劣りするところもなく、勝るとも劣らない出来だと思っています。ただ、10冊の新刊が出れば平均で6~7冊が「はずれ」という僕のが最近の感覚です。どうにもこうにも安易に新人はデビューするわ、練られていない作品は世に出るわ、人気が出れば路線変更、強引な引き伸ばし。某有名少年誌かと小一時間問い詰めたいところです。 纏まりがなくて申し訳ないのですが、要するに僕が言いたいのは電撃文庫というレーベルが最近では「ライトノベル」ですらなくなりつつあるような気がしてならないのです(ライトノベルの定義が僕の中で間違っているということもありえるのですが)。ライトノベルは挿絵があり、内容も過激(グロテスクとかそういう意味で)すぎず、一般小説、主に純文学よりわかりやすく、ティーンエイジャー向けの小説というのが僕の認識です。小説界の階段というもので表現するなら、 一般小説 ─ ─ ライトノベル│ ─ ─ │ というようにまずライトノベルから入り、活字に親しんでから一般へと、という図式がなりたつものという風に思っていたのですが、最近はそれの適わないものが氾濫していると思うのですがどうでしょう。 僕は一般小説よりライトノベルが下とかそういうことを言いたいのではなくて、ただ文章の傾向や内容からして活字慣れしない人が読む順番をつくるなら、ということを言っているのです。 ただなんとなく思ったことを書き始めたら思わぬ方向へと進んでしまいました。わかりにくい文章であることをお詫びします。 |
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